はじめに
このページではこれからバス釣りからソルトまで、ベイトロッドに挑戦される初心者の方から、上級者まで安心して使うことができる人気のベイトロッドをご紹介します。
釣り初心者の方には初めて購入する際の参考になるよう、基礎知識も含めて解説します。
さらに、イシグロの通販サイトでも特に人気がある、おすすめモデルを人気ランキング形式で紹介しています。
この記事を読んで、あなたにぴったりなベイト゚ロッドを見つけ、バス釣りを楽しみましょう!
1.ベイトロッドとは??
ベイトロッドの特徴
ベイトロッドとは、ベイトリール(両軸リール)用のロッドのことです。最大の特徴として挙げられるのはリールの位置で、ベイトロッドの場合上側にベイトリールを取り付けます。そのためラインを通すガイドも上側にあります。
また、スピニングロッドと違いガイドの径が小さく、一直線にラインを放出します。ガイドの径が小さい理由としては、ベイトリールは竿に近い低い位置から直線的にラインが出るためです。
スピニングリールの場合竿からスプールが離れており、かつラインを直角方向に放出するため、ガイドの位置が高く大きいです。ガイドに擦れてクルクルとラインが放出されていくイメージですね。
巻き取る際にもベイトタックルとベイトリールの組み合わせだと一直線に巻き取ってくるので、
魚がルアーに食いついた時にラインに伝わってくる感度が良くなり、手元まで当たりの感覚やルアーが捉える水中の情報が伝わりやすくなります。
また、対応しているルアーウェイトが非常に幅広く、軽めのミノーやクランクなどのルアーはもちろん、100グラムを超えるビックベイトにまで対応できるモデルがあるのも特徴です。
スピニングロッドとの違い
スピニングロッドとの最大の違いは、前述しましたがリールを取り付ける位置の違いです。ベイトロッドは上側、スピニングロッドは下側になります。
ガイドの大きさも、ベイトロッドの方が小さく、スピニングロッドの方が大きいです。
また、ベイトロッドにはスピニングロッドと違いリールシート部分にトリガーがついており、これがあることでキャスト時のスッポ抜けやロッドが回ってしまうのを防ぐことが出来ます。
ロッドの握り方も違っており、リールシートのみを握り込むように構えるスピニングロッドに対して、ベイトロッドはリールとロッドどちらにも触れながら握り込んで構えることになります。
これにより伝わってくるフィールドの情報がロッドのみではなくリールからも感じることができ、感度の良さに繋がっています。
また、リール位置の違いによってロッドの使用部位が異なり、ベイトロッドの方がアングラーのパワーをよりダイレクトに伝えることが出来ます。
バス釣り用ベイトロッドの特徴
バス用ベイトロッドは、それぞれのアングラーのスタイルに合わせて幅広いラインナップがあるというのが特徴で、そのラインナップの多さにプロのアングラーでさえ迷うことがあります。
大型バスを狙いたい方は重量級のビックベイトを使えるものを、感度が必要な打ちものの釣りには軽くて張りのあるベイトロッドを、巻物にはよく曲がるロッドを選ぶなど自分の用途に合わせて選びましょう。
ソルト用ベイトロッドの特徴
ベイトロッドの中には軽量なルアーを扱えるようになったベイトフィネスロッドというものもあります。
スピニングタックルで扱うような3グラム前後のライトリグや極小ルアーをベイトタックルで使えるよう設計されたロッドのことです。
ベイトロッドと比べてロッドティップがより細くて繊細な作りになっており、軽量化はもちろん硬さや張りを抑えてしなやかな曲がりを追求したモデルが多いです。
細く繊細でしなやかに曲がり、かつラインも直線的に巻き取るので、小さな魚のアタリがわかりやすい感度抜群のロッドです。
2.ベイトロッドにスピニングリールをつけない方が良い理由とは?
ベイトロッドにスピニングリールを取り付けることも可能ですが、あまりお勧めはできません。
理由は、ベイトロッドにはグリップの先にトリガーがついており、スピニングリールを付けたとしてもキャストなどの使用時にそのトリガーがとても邪魔になります。
また、ベイトロッドのガイドは上部についており、かつ径が一番手前から小さいのでスピニングリールのように螺旋状にラインが放出される場合摩擦抵抗が極端に大きくなり、ルアーを投げてもあまり遠くへ飛ばなくなってしまいます。
3.ベイトロッドを使う4つのメリット
1.片手でもキャスト可能
ベイトロッドとベイトリールをセットで使うことで、クラッチ操作を用いてとても簡単に片手でラインを放出することが可能になり、おかっぱりの足場の悪い場所などでも無理のない姿勢でキャストすることが出来ます。
2.パワーを伝えやすい
前述しましたが、ベイトロッドはスピニングロッドと比べてリールの位置の違いによりアングラーのパワーをよりダイレクトに伝えることが出来ます。
そのため大物狙いのバス釣りやリバーシーバスなどでは大きなメリットとなります。
3.精度の高いキャストがしやすい
ベイトロッドと対となるベイトリールはライン放出量をコントロールしやすく、ルアーの着水点を意図的に変えることが出来ピンポイントを狙いやすいというメリットがあります。
そのベイトリールの良さを活かすためにベイトロッドはガイドやブランクスが設計されており、それにより精度の高いキャストをしやすくなっています。
4.太いラインを巻いても糸よれしづらい
スピニングロッドで太いラインを使うと、螺旋状に糸が放出された際にブランクやガイドを叩いてしまい摩擦がうまれ糸よれなどのライントラブルが起きやすくなってしまいます。
それに対しベイトロッドは糸が直線的に放出される仕組みになっているので、太いラインを使用しても糸よれなどのライントラブルが起きづらいというメリットがあります。
4.ベイトロッドを使う3つのデメリット
1.ベイトロッドのキャストにはテクニックが必要
ベイトロッドは手返しとキャスト精度は良いですが、キャストには多少のテクニックが必要です。ここが初心者の方はスピニングロッドを進められる所以です。
ベイトリールと一対になっているため、そちらのデメリットとも重なる部分ですが、投げ方を間違えてしまうとバックラッシュなどのライントラブルを引き起こしてしまいます。
2.バックラッシュしやすい
こちらもベイトリールのデメリットと重なりますが、ベイトロッドはバックラッシュなどのトラブルが起こりやすいです。
特に軽いルアーをキャストするとき、向かい風の場合キャストしたルアーが風に押し戻されることにより放出時のスピードよりも失速します。
するとスプールの回転速度がラインの放出よりも上回ってしまい、ラインがスプールに巻き込まれるバックラッシュが起こってしまいます。
ルアーの着水時にも起こりやすいでので、投げる前にブレーキの調整やサミングが必要です。
3.遠投しづらい
スピニングロッドと比べるとどうしてもベイトロッドは遠投性能は劣ってしまいます。
遠投するためには、遠投に向いたベイトリールを選ぶ、飛ばしやすいルアーを使う、飛ぶブレーキセッティングを見つける、ロングロッドを使う、など細かな要素が必要になってきます。
ベイトロッドでの遠投を考えていらっしゃる方はスペックをよく確認しましょう